馬ノ瀬に振りそそぐ流れ星・・・。
仏の国、国東より富を戴きました。
世界で一番、心温まるハローキティー大分空港からスタート。日本一の温泉県なので・・・。

今回、宿泊させて頂く海浜旅庵しおじさんは豊後高田の海が望める高台にございます。
Googleマップで地域の情報を確認したとこ、富貴寺言う名前のお寺が。前回、大分に伺ったとき富来神社に参拝させて頂きました。富来神社は素戔嗚尊様を御祭神、富貴寺は阿弥陀如来様をご本尊としております。
これは、是非ともお参りさせていただきたいです。
約100年ぶりとなる富貴寺大堂の本来の姿・・・。
大分空港から山間の道を進むと、ぽっかり開けた場所に出てきました。川が流れてお山があってと里山風景そのままです。

車を停めて早速、参拝に向かいます。休日はたくさんの参拝客が来られるのか駐車場は広々ですが、今日は平日と会って自分以外には参拝客は見当たりませんでした。山門には立派な金剛力士象が・・・・。
なぜ、金剛力士像が怒った顔をして睨みつけているか。仏敵を防ぐとか、優しい顔で諭しても言うことを聞かないから怒った顔になっているとか、知恵袋などには色々と解釈が記載されておりますが今ひとつしっくりきません。
お釈迦様の教えの中に敵とか味方とか区別があったのか・・・。

国宝 富貴寺大堂の中には・・・。
そんな事をふと思い浮かべながら石段を登ると見えてきました。
現存する九州最古の木造建造物である阿弥陀堂(富貴寺大堂)です。
鄙びた山中の「静」なる佇まいが、約900年前の建立から何ら変わることがありません。
900年前といえば1125年、平安時代後期の崇徳天皇の時代です。
九州で最も古い木造建築物です。
“宝形造り”、”本瓦葺き”の屋根を持つ、桁行(けたゆき/正面)3間、梁間(はりま/奥行)4間の、”阿弥陀堂”です。

左手に周りこむと解説ボードがありました。建物は約900年前に建てられ3分の2が創建当時のもの。
これから900年後に3分の1になって、さらに900年経って土に戻れば良いかなと思ったりします。

大堂の中は写真撮影禁止でした。
ボードの解説文をひとしきり拝読させていただいてから、いよいよ大堂の中へ入ります。中は薄暗いですが阿弥陀様の優しいお顔に圧倒されました。
最近、自分は神社や神宮への参拝が多かったのでお寺さんの良さを改めて感じました。
大堂内の仏後壁(ぶつごへき)”の浄土図は極楽浄土ってこんな感じなんだなと。
自分の極楽はK先輩のわんこと遊ぶ事です。めちゃ幸せ。自分で勝手に相思相愛と思っております。

恋叶ロード 夕陽スポット どこでもドア。
富貴寺を後にして本日の宿泊先、しおじさんへ向かいます。
駐車場にあったガイドマップを眺めてみました。さぁ、どのルートで行こうか・・・。

とりあえずは、ナビの言う通りに・・・・。結果、恋叶ロードからの道が選択されました。
現在地より左に進みます。
恋叶ロードを進んでいると、とてつもなく綺麗な海岸が観えてきたのでちょっと寄ることにしました。あいにくお店は閉まっておりましたが、インスタ映えする、どこでドアがあったので開いてみました。
ここから観る夕陽は最高に綺麗とのこと。後で観に行こうかな。



しおじから見る星空はすごかった。

豊後高田市の海が望める、しおじ。「馬ノ背」を望める、しおじ。流れ星が見れる、しおじ。馬の背ではトンボロ現象も見ることができます。昔、昔、モン・サンミッシェルで見たトンボロ現象がここでも見ることができました。
しおじは、高台に建っており眺めは本当に素晴らしいです。
お風呂の離れの2階にあります。展望風呂なので晴れた日は豊後の海を眺めながらゆっくり入ることができます。
展望お風呂の隣の部屋には女性のお客様限定の癒し空間しおじが。
豊後の青空のようなお人柄の若女将さんが癒してくれます。








馬ノ背からの夕陽そして朝陽。
夕食は佐賀牛、ぶりしゃぶ、サザエの壺焼きと豪華な料理の数々・・・。
そして何よりも、豊後高田の海と馬ノ背を望む景色をおかずに、ご飯3杯もお代わりをしてしまいました。
お腹が一杯になった後は、夕陽を見に馬ノ背まで散歩に出かけます。
到着してからも、すぐに散歩に出かけました。
静かな静かな豊後の海に陽が燦燦と降りぐ中、馬ノ背はピカピカと光、輝いていました。
周りは、自分とフナムシと磯がにだけ。とても贅沢な時間を味わいました。
夕陽タイムでも日の出タイムでもそこに居たのは、自分とフナムシと磯がにのみ。
馬ノ背に届く光の道をフナムシと磯がにと一緒に望みました。
こんな贅沢なひと時を味合わせて下さったK先輩には、いつもいつも感謝しております。
ふと、夜に目が覚めました。波の音がよく聴こえます。窓から外を眺めると馬ノ背に潮が乗っかっていました。
静かに玄関のドアを開けて外に出ると、馬ノ背に降り注ぐ満天の星空が・・・。
流れ星が、一筆書きのように流れていました。
今回も素敵な旅をアテンドして戴きまして、本当に本当にありがとうございました。






