独おじ、ホテルランチへ。

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レストランを予約したわ。

瑛太の香水のような突然のK先輩からのLINEで、独おじはホテルランチを体験する事ができました。

向かったホテルは京王プラザホテル 多摩です。最寄りの駅は多摩センター。多摩センターは自分が子供の頃に暮らしていた街です。当時は、イトーヨーカドーしかありませんでした。京王プラザホテルは1990年開業、そして2023年1月15日に営業を終了します。

和食食べてきてね!

K先輩の軽快なLINEに心を喜ばせながら、独おじは若干ドキドキしながら京王プラザホテルへ向かいました。

駅から降りて、サンリオのキャラクターに迎えられながらパルテノン通りを歩いて行きます。この通りをずっと真っ直ぐ行くとピューロランドだと思っていた独おじは、そのまま真っ直ぐ行ってちょっとピューロランドを見てこようと思いました。多摩センターには滅多に行かないので。ところが、階段を上がって上に登っていくと大きな池しかありませんでした。公園っぽい。眼下に見えるプラザホテルと多摩センターの駅は綺麗でしたがピューロランドはどこだろ?

そうこうしているうちにレストランの予約時間が近づいてきたので、慌ててプラザホテルに向かいます。

ラピュタみたい。下を覗いたら街が見える。

お品書きが出てきましたよ!

案内されて席に座ること数分、仲居さんが本日のお品書きを持ってきてくださいました。

K先輩が事前に予約をして頂いているので、こちらはお茶を頂いて大人しく待っているだけです。先輩が予約をして下さった料理は、花膳です。

普段の独おじのお昼は、自炊のお弁当です。ご飯を炊いてシャケを焼いてそれをお弁当箱に詰める。レタスやトマトの付け合せもある時もありますが、無い時もあります。海苔を上に乗っける時もありますが乗っけない時もあります。卵焼きを作る時もありますが、目玉焼きの時もあります。ご飯と海苔だけの時もあります。こういう、貧困弁当を日頃から作って食べていると心も貧困になってきます。そんな、貧困弁当の真逆をいく今回の花膳。お品書きからワクワクしてきました。

フルコースや!

匠の技 花膳とは。

匠の技

思わず、昼からこんな贅沢いいんかい?!ってツッコミを入れるくらい色とりどりのお膳です。生涯でそうそう無いので、食べた感動を。

小鉢 胡麻豆腐

山椒が有ると無いとでは全然違う

胡麻の風味と豆腐の滑らかな弾力、舌でとろける滑らかさ山椒のピリって感じと醤油の甘みが感じられました。

小付 クラゲ醤油漬け 打ち胡瓜 菊花

クラゲがコリコリ音を立てる

クラゲはコリコリ、胡瓜はザクザク。音と味のハーモニーが素敵です。香り付けの菊花もアクセント。

口どり 太刀魚のあられ揚げ

アラレがプチプチ

あられのプチプチ衣の下から覗く、淡白な太刀魚。太刀魚のうっすら塩味と一振りしたレモンがアクセント。あられも油っぽくないです。

口どり じゅんさい

枝豆が良いアクセント

餡のとろみじゅんさいの歯応えとうっすら苦味、この苦味は旨味です。

口どり 野菜衣揚げ

程よく蒸されています

野菜の上に薄化粧した衣。外はサクッと中はふわっと天ぷらは究極の蒸し料理です。

御造り 一種盛り 妻物色々

茗荷のシャキシャキ感が最高

御造りは旬のかつお。薬味の茗荷とネギとの相性が抜群です。オレンジのアクセントが新鮮でした。

蒸し物 茶碗蒸し 柚子

キティのほっぺみたいに柔らかい。触ったことないけど。

舌にとろける茶碗蒸し。カツオの餡が茶碗蒸しの滑らかさに磨きがかかります。

美味しい。これはほんとに。お膳の中で一番でした。

煮物 豚バラ肉と豆腐の旨煮

豚バラ柔らかすぎ

  豆腐が豚バラ肉の旨味を吸ってもう一つのヘルシー豚バラ肉になっています。

御食事 鮭昆布ご飯

錦糸卵がきれい

鮭と昆布は相性が抜群です。昆布がとろろ昆布でちょっと塩見があります。

椀物

合わせ味噌仕立て 粉山椒 粉山椒の香りが鼻と喉に広がります、味噌の合わせで濃厚な味噌になってます。

水菓子 フルーツカクテル

器もスプーンも冷えています

スプーンがきちんと冷えてます。器もきちんと冷えてます。こういう、気遣いがホテルだなぁって思います。

気遣いは大事です。

コーヒー

コーヒーソーサーとカップの間の優しさ

食事も終わり、K先輩が追加で予約していてだいた食後の飲み物をいただく。自分はコーヒーをいただくことにしました。なんとびっくり、コーヒーカップとコーヒーソーサーの間に和紙のようなセロハンが挟まれたいました。音を立てないための配慮。凄過ぎでした。

最初は何で敷いてあるのかと思いました。

K先輩、ほんと、ほんとにご馳走様でした。貴重な体験をさせていただけました。

ご馳走様でした。
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